先日

「ビタミンAは日焼け止めの効果があるんですか？」

というご質問をいただきました。

答えは、半分〇で半分×です。

なぜ半分だけ〇なのかと言いますと・・

パルミチン酸レチノールという種類のビタミンAが、紫外線B波から保護してくれる働きがあるからです。

紫外線B波から守ってくれる、ということは紫外線A波からは守れないということなので、半分〇で半分×なのです。

パルミチン酸レチノールは紫外線によって壊される時に、そのエネルギーを吸収し、皮膚を保護するというはたらきがあることが報告されています。

（壊される時に守ってくれるなんて・・・健気ですねぇ。）

つまりパルミチン酸レチノールという種類のビタミンAは紫外線B波によって皮膚が赤くなるのを防ぐspfとしての効果があります。

紫外線A波は、エネルギーはさほど強くないですが、ゆっくりと確実に細胞を傷つけ破壊します。

紫外線B波は、強いエネルギーで、皮膚が赤くなったりひどい場合はやけどのような状態にもなります。

エンビロンでビタミンAを常に補給している人は、日焼けをしてもお肌が赤くなりにくい、ということはあるかもしれません。

それも100%ではありません。

A波に対して保護する効果はないので、結局UVケアは必須です！！

ご質問をいただいた時は「ビタミンAのどの種類やったっけ？」とちょっと忘れてしまってました。

こういうご質問をいただくと、復習にもなりありがたいです。

覚えてもすぐに忘れてしまいがちです・・・。

一生勉強ですね。

ちょっとした疑問でも、どんどんご質問くださいね。

最近エンビロンについて「この使い方で合ってるのか相談したい。」というお客様が増えています。

エンビロンのいろんな使い方がSNSで紹介されていますよね。

実は正規取扱店でも使用方法が違っている場合もあるんです。

サロンオーナーさんもいろんな肌質の人がいらっしゃるので、その方が独自の使い方をして「すごい良い！」と思っても、すべての肌質に良いわけではありません。

SNSでは素人の方からサロンオーナーさんまで、ほんとにいろんな情報を発信されています。

その中から

「どの情報を信用したら良いの？」

「いろいろありすぎてわからへん！！」

と、なっている方が多いようです。

私のサロンでは、とにかくプロティアジャパン（エンビロンの総販売元の会社です）で習った通りの使い方を推奨しています。

エンビロンは、開発者のデス先生が何年も研究して開発した商品なので、デス先生の指導通りにしています。

基本の正しい使い方をお伝えしたうえで、少し変更する場合もあります。

でもその場合は、基本の使い方を理解していただいてから「こういう風にも使えます。」とお伝えします。

でも、あまり変わった使い方をしなくても、正しい使い方が一番効果が高いんですけどね。

以前はエンビロンの基本の研修を何度も開催されていたんです。

私は何度も通って何度も勉強しましたので頭の中にしっかり入っています。

その時の大切な資料もたくさんありますので、今でも何度も見直しています。

いろんな変わった使い方がありますが、それが全部悪いわけではありません。

正しい使い方をしてみて、変わった使い方もしてみて、変わった使い方の方があなたのお肌が良い状態になったなら、変わった使い方をチョイスした方が良いです。

変わった使い方の度合いにもよりますよね。

たまにひっくり返りそうになるのもあるので・・。

お肌の強い方なら、ある程度どんな使い方をしても大丈夫なのですが、敏感なお肌の場合は特に心配です。

とにかく基本の使い方は知っておいてほしい、と思います。

基本の使い方をしっかりマスターしておけば、変わった使い方をする必要があるのか？ないのか？もわかりやすいと思います。

信用できるエンビロン正規取扱店で、しっかり正しい使い方をマスターしてくださいね。

そしてちょっと違う使い方が気になった場合は、そのサロンで「こういう方法があったんだけど、良いのかな？」と尋ねていただくと良いと思います。

薔薇屋のお客様は、もちろん私に問い合わせてくださいね。

エンビロンを正しく使ってくださっている方は皆さん実感していただいていると思います。

エンビロンは使い続けるとお肌が変わります。

しっかり勉強したセラピストのアドバイスを受けてもらいながら使う高機能化粧品です。

（自己流やSNSで聞きかじった使い方はNGです）

それに対して、誰がどんな使い方をしても問題なく、専門知識がなくても使える。

そして、どんな使い方をしても副作用がないのが一般化粧品です。

高機能化粧品のエンビロンは、効果は高いのですが、使い初めに注意が必要です。

レチノイド反応と言われる、赤み、乾燥、皮むけ、ニキビなどが出る場合があります。

また、乾燥しているお肌やバリアが壊れているお肌はトーナーが痛いです。

ただし、注意しながらすすめることで反応を抑えることもできます。

最初に乗り越えるハードルがあるので、ちょっととっつきにくい化粧品ではありますね。

レチノイド反応は主成分のビタミンAが足りてないお肌に出てしまうので、ビタミンAがお肌にたまったら必ず治まるのです。

どれだけ説明してもこの最初の反応で「私には合わないわ。」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

乗り越えてもらったら絶対につやつやになるのに・・・。

ちなみに私はレチノイド反応よりもトーナーの痛みがひどかったです。

よほどお肌の奥から乾燥していたのでしょうね。

なんと３週間もトーナーがヒリヒリしました。

でも信じて使い続けることで、ヒリヒリが全くなくなり、お肌がつやつやになり、今では褒めてもらえるお肌になりましたよ。

年齢に関係なく、正しいお手入れとメンテナンスをすることで、お肌は生まれ変わります。

高機能化粧品と一般化粧品は、全然違います！

ということを地道にお一人お一人に丁寧にお伝えし続けたいと思います。

そして一人でも多くの方に「肌がほんとに変わった！キレイになった！」と喜んでもらいたいです。