先日
「ビタミンAは日焼け止めの効果があるんですか?」
というご質問をいただきました。
答えは、半分〇で半分×です。
なぜ半分だけ〇なのかと言いますと・・
パルミチン酸レチノールという種類のビタミンAが、紫外線B波から保護してくれる働きがあるからです。
紫外線B波から守ってくれる、ということは紫外線A波からは守れないということなので、半分〇で半分×なのです。
パルミチン酸レチノールは紫外線によって壊される時に、そのエネルギーを吸収し、皮膚を保護するというはたらきがあることが報告されています。
(壊される時に守ってくれるなんて・・・健気ですねぇ。)
つまりパルミチン酸レチノールという種類のビタミンAは紫外線B波によって皮膚が赤くなるのを防ぐspfとしての効果があります。
紫外線A波は、エネルギーはさほど強くないですが、ゆっくりと確実に細胞を傷つけ破壊します。
紫外線B波は、強いエネルギーで、皮膚が赤くなったりひどい場合はやけどのような状態にもなります。
エンビロンでビタミンAを常に補給している人は、日焼けをしてもお肌が赤くなりにくい、ということはあるかもしれません。
それも100%ではありません。
A波に対して保護する効果はないので、結局UVケアは必須です!!
ご質問をいただいた時は「ビタミンAのどの種類やったっけ?」とちょっと忘れてしまってました。
こういうご質問をいただくと、復習にもなりありがたいです。
覚えてもすぐに忘れてしまいがちです・・・。
一生勉強ですね。
ちょっとした疑問でも、どんどんご質問くださいね。