また認知症の記事に戻ります。
案外好評なようで、ちょっと嬉しいです。
今日は認知症を引き起こすかも?な生活習慣を3つご紹介します。
check1 脳の中に歯周病?
近年の研究でアルツハイマー病患者の脳内から
歯周病菌のひとつの ”ジンジバリス菌” の痕跡が確認されました。
歯茎から血流を通じて菌が脳へと侵入し
慢性的な炎症を引き起こしていたものと推測されます。
さらにある研究では、健康な高齢者は平均14.9本の歯が残っているのに対して
認知症の疑いありと診断された方は、たったの9.4本と明らかな差が見られます。
check2 深夜までTVを見て夜更かしすると・・・
睡眠が6時間以下の人は、アルツハイマー病のリスクが30%上がることがわかっています。
一晩徹夜した脳を調べると、通常の睡眠後よりアミロイドβが蓄積していることからも
睡眠がアミロイドβを掃除するために必要な時間であることがわかります。
アミロイドβは、私たちが生きている時間に蓄積し、深い睡眠をとることで除去される
というサイクルを繰り返しています。
睡眠不足が続くと、脳の掃除時間が短くなって
アミロイドβが溜まりやすくなってしまいます。
最適な睡眠時間は7時間とされており
長すぎても認知症のリスクは上がります。
check3 浴室や台所がカビだらけ!カビが認知症のリスクを高める
カビは湿度と栄養があればどこにでも存在し、空気中から私たちの体に入ってきます。
吸い込んだカビが体の中で増殖し、気管支喘息のようなアレルギー症状が出ることがありますが
実は脳内でもカビは増えるのです。
カビが産生する毒素は、体内で分解されずに残り
全身を巡って脳に到達します。
この時、脳はアミロイドβを出すことが若手います。
つまり日常的にカビを体内に取り込んでいる人は
アミロイドβが作られ続けてしまうのです。
今回ご紹介した3つをまとめますと
歯周病にならないように気をつけて
睡眠を毎日7時間取るように頑張って
お風呂やキッチン、エアコンなどにカビが発生しないように掃除をする。
という↑結構普通のことが認知症のリスクを下げるということですね。
ぜひ参考にしてみてくださいね。