私はアロマボディトリートメントの仕事を始めた20代の頃から、水仕事は必ずゴム手袋をします。
なので、冬でも乾燥することもなく、我ながら年の割には手の甲が美しい・・・と思っておりました。
もちろんハンドクリームも必要ありませんでした。
(ハンドクリーム苦手です。)
でも、コロナで連日の手洗い&消毒の回数がかなり増えたので、さすがに手が乾燥し始めました。
これが手の乾燥か・・・、と驚いているところです。
今日は手の乾燥も含めて「乾燥の原因」をピックアップしてみます。
1.アルコール消毒
今はアルコール消毒にやられている人が多いのではないでしょうか?
アルコールは水に比べて蒸発スピードが速いです。
消毒のために手肌にアルコールをつけると、アルコールが蒸発する時に手肌の水分も一緒に蒸発していまうため乾燥します。
そしてアルコールは油分を溶かします。
手肌につけすぎると手肌の油分がなくなってしまうため乾燥します。
皮脂膜は皮膚の常在菌と皮脂によって作られます。
常在菌は黄色ブドウ球菌などの活動を抑えてくれる働きもあり、最近やウイルスと戦ってくれます。
ですが、アルコールにより常在菌も死滅してしまい、皮脂膜もなくなってしまうため乾燥します。
2.肝機能低下(少しマニアックに書いてます)
尿素はお肌(表皮下)で水分の保湿にかかわっています。
尿素はアンモニアからできていて、腎臓で毒性を落とし、そこから肝臓の細胞にある尿素回路の中でオルニチンに分解されます。
そしてオルニチンがアンモニアを分解することで尿素ができます。
そのため、肝機能や腎機能に負担がかかっていては尿素を作り出すことができないため乾燥します。
肝機能や腎機能に負担がかかるのは、お肉やプロテインのとりすぎにより、アンモニアをたくさんつくってしまい、毒素をたくさん処理しなければいけないために腎機能に負担がかかってしまいます。
そのため、アンモニアも尿素の材料になるために必要ではありますが、摂りすぎは負担がかかってしまうため、ほどほどにする必要があります。
甘いものやアルコールの摂りすぎも肝機能に負担がかかってしまいます。
そのため肝機能に負担がかかっている人は乾燥しやすくなってしまいます。
3.鉄分不足
2のところで書いた↑尿素回路は10%のATP(体のエネルギーだと思ってください)を使って尿素を作りだします。
ATPは酸素がでなければできません。
酸素を運ぶ鉄分が不足するとATPを作ることができないため、尿素を作ることができず、乾燥してしまいます。
肝機能が弱くても鉄分をためることができないために酸欠になってしまいます。
鉄分はコラーゲン生成をするうえでも必要になりますので、鉄分不足でも乾燥しやすくなります。
乾燥対策(内側から)
ということで、本気で乾燥を防ぐには内側から対策する必要があります。
尿素を作るためにはまず初めにアルギニンが必要になります。
なでしこサプリの↑藤紫には良質でバランスの取れたアルギニンが入っていることにより、最終的に尿素になるため乾燥には藤紫がおすすめです。
藤紫でも乾燥が改善されない場合は、肝機能の回復、そして鉄分不足から見直す必要があります。
お肉やプロテイン、アルコールや甘いものをたくさん食べながらの乾燥改善は難しいといえます。
乾燥対策(外側から)
エンビロンは外側からできることは全てやってくれます。
今回は手の乾燥の対策として・・・。
↑エンビロン ボディシルク
私はこれが大好きです。
ボディの乾燥しやすい場所はもちろん、最近はハンドクリームとして愛用しています。
エンビロンの製品にしては珍しく、少し香りがついていますが、私はボディシルクの香りが大好きです。
ちなみに、猫たちもなぜかこの香料は嫌がりません。
↑エンビロン デリケートクリーム(右側)
ちょっと贅沢ですが、手の乾燥にもデリケートクリームはおすすめです。
ボディシルクは少し大きいので、持ち歩くならデリケートクリームの方が良いですね。
一度バリアが壊れてしまうと、乾燥はどんどん悪化します。
手の乾燥の原因である手洗い&消毒は、しばらくは避けられそうにないですよね。
なので、ぜひとも普段からこまめにケアしてあげてください。
内側からのケアもどうか頭の片隅に置いてあげてくださいね。