1930年代までは『皮膚の老化は避けることができない。どうすることもできない。』と誰もが思っていました。
シミやしわなどの老化は、時の経過がもたらす当然の結果と思わていたのです。
時代と共に研究がすすみ、ビタミンAは光に当たると破壊され、空気や水に触れても破壊される、非常に壊れやすい分子ということがわかりました。
そしてついに、皮膚の老化は「ビタミンA欠乏」によるものではないかという疑問から研究がスタートされました。
「太陽光から守られている部分の皮膚はなめらかなのに対し、太陽光にさらされている部分はダメージを受けている。」
「それは、皮膚のビタミンAが太陽光で破壊され、慢性的にビタミンA欠乏症を起こしていることが原因に違いない」という結論に達したそうです。
ですが、この結論が出た当初は、この説に耳を貸す人はほとんどいなかったそうです。
1980年代半ばになってようやく「レチノイン酸」によって皮膚が若返る、という論文が注目されるまで、ビタミンAは忘れられた状態だったのです。
もったいない!!
ようやく脚光を浴びはじめたビタミンAですが、1980年代の終わりにはAHAが注目されるようになり、またしてもスキンケアマーケットは間違った方向へと飛躍してしまいます。
AHAが注目され始めた当初は、なんとお医者様の多くがAHAとビタミンA(レチノイン酸)は同様の効果があると主張されていたそうです。
ビタミンAを使用した時に見られるようなレチノイド反応もなかったので、AHAの方が優れていると考えられてたのです。
そして、またしてもビタミンAはスキンケアの表舞台から降ろされてしまったのです・・・。
ですが、やはり結果が物を言うのですね。
AHAには、ビタミンAのような皮膚の若返り効果はまったくないことが判明したのです。
さらに、AHAの長期使用で皮膚の乾燥、過敏化が起こり、皮膚機能が失調する副作用があることがわかってきました。(使い方が正しくなかったのですね。)
こうしてAHA製品の勢いが衰え、ビタミンAが再び勢いを盛り返したのです。
もともとはビタミンAは食事からしか摂れないと考えられていました。
お肌に直接塗ることが、これだけ効果的なのはエンビロンユーザー様ならわかりますよね~。
エンビロンという製品があって良かった~!とつくづく思います。